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執筆者の写真空-Sora-

優しさのバトンは繋がれる

更新日:5月5日


去年の富士山経験者Tくん🗻

今回の山小屋泊登山では最年長でした。

とても周りが見えて、気が利く優しい子です😌


登山スタート地点から彼の優しさは発揮されました✨

バスから降りると3人の子が「お弁当がリュックに入らない…」

「おれのリュックに入れていいよ」とTくん。4人分のお弁当をリュックに入れて山登り開始!

初めは良かったのですが、その重さが徐々に彼の体力を奪っていきました。お昼休憩まであと少しの所で、明らかに周りの子よりもペースが遅くなり、最後尾を歩くように。。。





「重い、、肩が痛い、、」と弱音が漏れます。

それでもなんとかやり切って、お昼休憩地点まで運び切りました👏


スタートして7時間が経った頃、Tくんは膝を痛めた子(Yくん)の後ろを歩いていました。

足取りは重く、どんどん前の子から離されていきます🥲

その姿がいつかの自分と重なったのでしょう。

「持ってあげた方がいいよね?」と僕に確認してきました。

そして僕が返答するよりも先に、彼はYくんのリュックに手を伸ばし、持ちあげながら「おれが持つよ」と声をかけていました🥺

Yくんは「ありがとう」と一言。



実はTくん、去年の0合目からの富士登山の挑戦で高山病になった苦い経験がありました😱

その時は、歩くのがやっとの状態で、とても大きな荷物を背負いながら進むことはできませんでした。

そんな彼を助けてくれたのが、当時一緒に登っていた3人の仲間でした🤝

変わるがわる彼のリュックを持ち運んでくれ、なんとか登頂に成功❗️(※基本的にコーチが子どもの手助けをすることはありません。コーチが助けてしまうと、その子の強くなる機会、そしてコラボする機会を奪ってしまうので、極力見守ります👀)富士登山のブログはこちら↓


優しくしてもらった経験が、彼のその行動に繋がったのでしょう。

そこからは、Yくんのリュックを体の前側にかけて登山を開始✊

足元が見えない状態はとても危険ですが、体を横にしたり工夫をしてなんとか運んで行きます🎒


しかし、流石に重すぎたのかペースが落ちて遅れ始めました。

そんな時「誰かー!交代して!」と大声で助けを呼びます😳

普段は割と静かな子なので、僕はそんな声をあげることができるようになったことにも成長を感じ「Tくん逞しくなったなぁ」と一人感心してました☺️


結局、4人で変わるがわるリュックを運び、山小屋に無事に到着‼️

嫌がることなく、困った仲間がいたら助ける、コラボするということを当たり前のように振る舞っていた彼らを見て、彼らなら富士山もきっと大丈夫だと思いました。

8月の0合目からの富士登山が今から楽しみです✨


#GO WILD

#より強く生きる

#山小屋泊登山

#雲取山



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