7月末に行われた児童発達支援の幼児たちの野外活動にOBのカズキ(中学1年生)が手伝いに来てくれました。
昨年から私が個人的に関わらせてもらっている当活動は、サマーキャンプの舞台である東京都檜原村に所在するフォレスティングコテージで行われています。
児童発達支援施設では、体験を通した子どもの学びを大切にしており、〇〇ごっこの枠から飛び出して、本物に触れさせる機会をつくられています。リスク管理や労力がかかりますがとても素晴らしい取り組みだと思います。
本物の体験は感性や想像を豊饒とするだけでなく、命や感謝を感じとることにも繋がると思っています。水の中で生きている物を食べることで「いただきます」、自分でつくって労力を感じることで「ありがとう」が頭ではなく実体験から育まれると思います。
話をカズキの話へ戻します。
子どもたちを迎えられるように、先に現地入りして生け簀(いけす)をつくり、檜原村の清水で育った虹鱒(にじます)を放流しました。
実は、昨年の野外活動では、私がつくった生け簀の柵の隙間から全ての魚を逃してしまったという経験をしたもんだから、今年はより入念につくりました笑
(その時はソウジさんのお子さんのソウイチさんが養魚場へ取りに行ってくれました泣)
カズキは何度も何度も生け簀と川辺を往復して、石を運び積んでくれました。魚を放流した時は、ドキドキしながら魚たちの様子を見ていました笑
子どもたちは元気いっぱい!素早く動き、体表に粘性のある魚を捕まえようと何度も挑戦する姿がありました。
※施設から掲載の許可をいただいております。
野外活動のアクティビティには、ピザつくりがあったので、ピザ窯の準備も行いました。
まずは火起こし。今回、カズキははじめてファイヤースターター(火打ち石の役割をする金属器)で、火起こしを行いましたが、なかなか火花を起こすことができず、次に火花を紙や麻に着火しませんでした。
約1時間の試行錯誤の上、自分で火を起こすことができました!私に報告に来てくれた際の表情は誇らしさと嬉しさでいっぱいでした✨
火起こし後は、薪でピザ鎌を焚べ、子どもたちの手作りピザを全て焼き上げてくれました🍕真夏のピザ窯から離れずやり遂げてくれました。
あとは、魚の炭焼き用の串、炭の着火なども手伝ってくれました!
少食や偏食がある子も美味しそうに魚をかぶりつく姿やピザにトッピングされた野菜を残さず食べてくれる姿がありました✨普段の生活では見れない姿があり、とっても嬉しかったです!
最後は、先生方からいただいたピザ生地と具材で創作ピザを作りました。たなごころさんの自家酵母生地はモッチモチで美味しく、2人ともお腹いっぱいに食べました😋
帰路のバスの待ち時間では、お隣のばんば特産物直売所で、檜原村特産のおいねのつる芋のアイスクリームを購入。程よい甘さに細かく角切りされたジャガイモの実の食感が加わり、2人とも大満足😋
カズキのおかげで、円滑に野外活動を進めることができ、子どもたちはより安全に楽しく過ごせたと思います。
カズキ自身も子どもたちと過ごした時間は、やりがいや楽しさでとても充実感があったようです。
ありがとう!カズキ!
また、力を借してください😁
今後もOB・OGたちがやってみたいと思えるような機会をつくっていこうと思います!